MainStage ウインドウ
「MainStage」では、すべての作業を 1 つのウインドウで行います。MainStage ウインドウでは、パッチとコンサートレイアウトを簡単に操作できます。「MainStage」を開くと、ウインドウの中央にはワークスペース、両側と下部にはインスペクタなどの編集領域があります。演奏の準備ができたら「演奏」モードを選択して、コンピュータのパフォーマンスを最適化したり、ステージ上で見やすいように表示領域を大きくしたりできます。
MainStage ウインドウの主な機能は次の通りです:
ツールバー:通常使うコマンドとツールにすばやくアクセスできるボタンが表示されています。
アクティビティモニタ:コンピュータのプロセッサとメモリの消費量が表示されると共に、編集、演奏時には MIDI デバイスからの入力が示されます。
ワークスペース:画面のレイアウトをカスタマイズしたり、ハードウェアコントロールをスクリーンコントロールにアサインしたり、演奏中にコンサートを表示したりする「キャンバス」です。コンサートのアサインメントとマッピングを表示することもできます。
スクリーンコントロール:ハードウェアデバイスのコントロールに関連付けられた画面上のオブジェクトです。ワークスペースでスクリーンコントロールを追加および配置し、ハードウェアコントロールをスクリーンコントロールにアサインし、コンサートのパッチごとに制御したいパラメータにそれをマップすることができます。
チャンネルストリップ:チャンネルストリップは、サウンドを組み立てカスタマイズする場所です。「MainStage」のチャンネルストリップには、「Inserts」、「Sends」、「I/O」メニューに加え、レベルメーター、フェーダー、パンノブなどのコントロールが付いています。
インスペクタ:インスペクタは、項目を画面上で選択したときに MainStage ウインドウの下側(「編集」モードの場合)または左側(「レイアウト」モードの場合)に表示されます。インスペクタを使うと、パッチ、セット、スクリーンコントロール、チャンネルストリップ、コンサートのパラメータと属性を編集できます。ほとんどのインスペクタにはタブがあり、そこから編集したいパラメータに簡単にアクセスできます。
作業を簡単にするために、「MainStage」には、タスクのタイプに応じて 3 種類のモードが用意されています。一部の機能はどのモードでも共通ですが、それ以外の機能は特定のモード専用になっています。
「編集」モードでは、サウンドを試聴、編集、整理して、スクリーンコントロールをマップします。
「レイアウト」モードでは、コントロールの画面上での配置をカスタマイズし、コントローラアサインメントを行います。
ライブ演奏時には、「演奏」モードを使用します。