プラグインの操作の概要
「MainStage」には、プロ品質の音源およびエフェクトプラグインの完全なコレクションが付属しています。そのほか、チューナーなどのユーティリティプラグインも付属しています。付属のエフェクトプラグインについて詳しくは、「MainStage 音源」および「MainStage エフェクト」マニュアルを参照してください。
Space Designer などの一部のエフェクトでは、オーディオ信号をリアルタイムに大量に処理する必要があります。パッチごとに Space Designer を使用すると、コンサートのパフォーマンスに影響し、オーディオのドロップアウトやグリッチが発生することがあります。特に、オーディオバッファのサイズを小さく設定している場合に、この問題が発生する可能性があります。コンサートでは Space Designer をあまり使わないようにし、使用する場合でも、Space Designer インスタンスをパッチごとに使用するのではなく、複数のパッチで共有されたオグジュアリー・チャンネル・ストリップでいくつかのインスタンスを使用することをお勧めします。
プラグインは、パッチの「MainStage」チャンネルストリップで使うことも、コンサートおよびセットレベルで使うこともできます。音源プラグインはソフトウェア音源のチャンネルストリップで使います。また、エフェクトプラグインは、オーディオ、ソフトウェア音源、外部音源、および Aux チャンネルストリップで使うことができます。
MIDI プラグイン
「MainStage」には、ソフトウェア音源チャンネルストリップや外部 MIDI 音源チャンネルストリップに挿入して MIDI データをリアルタイムで処理できる MIDI プラグインも備わっています。チャンネルストリップでは、MIDI プラグインは EQ ディスプレイと音源スロットの間に表示されます。また、他社製 Audio Units MIDI プラグインを「MainStage」で使用することもできます。詳しくは、「MainStage エフェクト」マニュアルを参照してください。
Audio Units プラグイン
付属のプラグインのほか、Audio Units プラグインを「MainStage」の音源とエフェクトの両方に使うことができます。
一部の Audio Units プラグインは、レイテンシを引き起こすおそれがあります。コンプレッサーやリミッターなど、レイテンシの原因になるエフェクトを使用すると、ライブ演奏中に予想外の悪影響をおよぼす場合があります。その他の Audio Units プラグイン、特に音源プラグインやアンプ・モデリング・プラグインには、大量のリアルタイム処理が必要であるため、コンサートのパフォーマンスに影響する場合があります。
「MainStage」には、Loopback および Playback という 2 つの特殊なプラグインがあります。Loopback プラグインについて詳しくは、Loopback プラグインの概要を参照してください。Playback プラグインについて詳しくは、Playback プラグインの概要を参照してください。