コントローラのトランスフォームを作成する
トランスフォームグラフを使用して一部の MIDI コントロールメッセージの値を再マップすることで、コントローラからの入力値がチャンネルストリップで別の出力値を生成するように設定できます。トランスフォームの一般的な用途は、エクスプレッションのスケーリングです。入力 MIDI エクスプレッション値がグラフィックカーブで別の出力値にマップされます。
さらに、あるメッセージタイプの入力値を別のメッセージタイプの出力値へトランスフォームすることもできます。たとえば、コントローラの MIDI 音量値をエクスプレッション値にトランスフォームしてチャンネルストリップに送信したり、入力ブレス値をモジュレーション値にトランスフォームして送信したりできます。トランスフォームグラフを利用すると、これらの MIDI コントロールメッセージの値と出力先の両方を柔軟に再マップできます。「MainStage」では、エクスプレッション、モジュレーション、MIDI 音量、ブレスコントロールメッセージの値をトランスフォームできます。
入力および出力メッセージのタイプを選択し、チャンネル・ストリップ・インスペクタの「MIDI 入力」タブでトランスフォームカーブをグラフィカルに作成します。トランスフォームグラフでは、横軸はコントローラからの入力値、縦軸はチャンネルストリップに送られた出力値を表します。
コントローラトランスフォームの入力および出力メッセージのタイプを設定する
「チャンネルストリップ」領域で、コントローラトランスフォームを作成したいチャンネルストリップを選択します。
チャンネル・ストリップ・インスペクタで、「MIDI 入力」タブを選択します。
「コントローラ」セクションの「入力」ポップアップメニューから、入力メッセージタイプを選択します。
-
「出力」ポップアップメニューから出力メッセージのタイプを選択します。
トランスフォームグラフを開く
-
チャンネル・ストリップ・インスペクタの「MIDI 入力」タブで、「トランスフォーム」ボタンをクリックします。
パッチにトランスフォームグラフが適用されたチャンネルストリップが複数含まれている場合、パッチ内のほかのチャンネルストリップのトランスフォームカーブは、コントローラ・トランスフォーム・グラフ・ウインドウの現在のカーブの後ろに表示されます。パッチ内の各チャンネルストリップには、独自のコントローラトランスフォームがあります。
グラフの編集については、グラフを操作するを参照してください。