グラフを操作する
グラフを使用して一部の MIDI コントロールメッセージの値をグラフィカルに再マップすることで、コントローラからの入力値がチャンネルストリップまたはプラグインパラメータで別の出力値を生成するように設定できます。ベロシティやフィルタカットオフなどのパラメータ値の範囲を確認したり変更したりするときは、グラフを使用すると簡単にできます。
次のタイプのパラメータでグラフを使用できます:
コントローラのトランスフォーム
ベロシティスケーリング(入力ベロシティとノート入力)
スクリーンコントロールがマップされているパラメータ
グラフウインドウを開くには、該当するインスペクタでそのグラフタイプのボタンをクリックします。選択したチャンネルストリップのトランスフォームおよびベロシティスケーリングのグラフは、チャンネル・ストリップ・インスペクタの「MIDI 入力」タブで利用できます。選択したスクリーンコントロールのパラメータグラフは、各マッピングのタブおよび(「編集」モードの)「スクリーン・コントロール・インスペクタ」の「マッピング」タブで利用できます。
グラフには、入力値の範囲が横(X)軸(左右方向)、出力値の範囲が縦(Y)軸(上下方向)に表示されます。
グラフウインドウにはいくつかの作業方法があります。グラフカーブを直接編集したり、詳細編集を使用して値を数値で編集したり、カーブボタンを使用してグラフを定義済みのカーブの 1 つに設定したりできます。
グラフを編集する
グラフを適用したいチャンネルストリップまたはスクリーンコントロールを選択します。
「MIDI 入力」タブ(トランスフォームおよびベロシティ・スケーリング・グラフの場合)または「マッピング」タブ(パラメータ・マッピング・グラフの場合)を選択します。
編集したいグラフタイプのグラフボタンをクリックします。
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グラフウインドウで、以下のいずれかの操作を行います:
グラフにプリセットカーブの 1 つを設定するには、いずれかのカーブボタンをクリックします。
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ノードを追加したいポイントでカーブをクリックしてから、そのノードを目的の値までドラッグします。水平方向にドラッグすると入力値が変化し、垂直方向にドラッグすると出力値が変化します。
ドラッグすると、ノードの現在の値がポインタの隣に表示されます。
ノードを追加したいポイントでカーブをダブルクリックしてから、詳細編集でノードの値を編集します。
ノードを削除するには、ノードを選択して Delete キーを押します。
Option キーを押したままカーブの任意の部分(ノード以外)をクリックしてから、カーブの点線部分をドラッグしてカーブを非線形にします。
求めている結果になるまで、カーブ上でポイントの追加と調整を繰り返します。
完了したら、グラフウインドウの左上隅の閉じるボタンをクリックするか、Esc キーを押してグラフウインドウを閉じます。
グラフを編集すると、インスペクタ内のグラフのボタンに編集後の形状が濃い青色で表示されるため、どのグラフをどのように編集したのかが簡単に分かります。
ステップグラフを作成する
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グラフウインドウで、「ステップ」チェックボックスを選択します。
グラフウインドウに、入力値と出力値の 2 ステップが表示されます。
ステップを追加するには、追加(+)ボタンをクリックします。
ステップの入力値または出力値を変更するには、値をクリックして上下にドラッグします。
値をコピーする/ペーストする
グラフウインドウで、「コピー」ボタンをクリックします。
値をペーストするグラフを開き、「ペースト」ボタンをクリックします。
グラフの値を反転する
以下のいずれかの操作を行います:
グラフウインドウで、「反転」ボタンをクリックします。
マッピングのタブで、「パラメータ範囲を反転」チェックボックスを選択します。
グラフをデフォルト値にリセットする
グラフウインドウ上部の「デフォルトに戻す」ボタンをクリックします。
グラフウインドウを閉じる
グラフウインドウの左上隅の閉じるボタンをクリックするか、Esc キーを押してグラフウインドウを閉じます。
グラフの編集方法はグラフのタイプに関係なくほとんど同じですが、タイプ固有の機能がいくつかあります。パラメータグラフの場合は、「範囲の最小値」および「範囲の最大値」値スライダを使用してグラフの範囲の最小値と最大値を変更できます。詳細については、コントローラのトランスフォームを作成する、チャンネルストリップのベロシティをスケーリングする、およびパラメータ・マッピング・グラフを使用するを参照してください。