Loopback プラグインのグループ機能を使用する

コンサート内で Loopback プラグインのインスタンスを複数使う場合は、グループを使って、どのインスタンスを同時に録音または再生し、どのインスタンスを個別に動作させるかを制御できます。Loopback プラグインのインスタンスは、A 〜 Z の 26 個のグループのいずれかに割り当てることができますが、グループに割り当てなくてもかまいません。複数のインスタンスの動作を連係させるグループ機能は、曲のバースやコーラスの代替バージョンを作るなど、クリエイティブな目的に使用できます。

Loopback および Playback プラグインインスタンスのグループ機能は共通です。グループにアサインした Playback プラグインのインスタンスは、同じグループにアサインされた Loopback インスタンスと共に、録音以外のすべてのグループ機能に応答します。

常に 1 つのグループだけがアクティブになります。たとえば、グループ A に 2 つ、グループ B に 4 つの Loopback プラグインインスタンスが含まれる場合、グループ A のいずれかのインスタンスでトランスポート機能を使うと、グループ B のすべてのインスタンスの再生が停止します。グループ B で使用すると、今度はグループ A の再生が停止します。グループに属していないインスタンスは影響を受けません。同じように、グループ A の Playback プラグインインスタンスも応答し、グループ B の Playback プラグインインスタンスは停止します。

グループ内のいずれかの Loopback プラグインインスタンスで以下のトランスポート機能の状態を変更すると、同じグループに含まれるすべてのインスタンスでその機能の状態が切り替わります:

  • 録音

  • 再生/停止

  • 先頭に戻る

  • 波形ディスプレイのドラッグ

  • フェードアウト(時間と動作)

  • カウントイン

  • メトロノーム

  • 取り消す

  • 逆再生

重要: グループ内のいずれかのインスタンスでパラメータを編集しても、同じグループのほかのインスタンスでパラメータ値が自動的にアップデートされることはありません。グループ内のすべてのインスタンスのパラメータを編集するには、いずれかのインスタンスで Shift キーを押しながらパラメータを編集します。「SYNC」は、グループ内のすべてのインスタンスで同じモードに設定する必要があります。同じにしないと、グループ内のインスタンス間で再生がずれて聞こえます。

Loopback プラグインインスタンスをグループにアサインする

  • ウインドウの右下隅にある「GROUP」ポップアップメニューから文字を選択します。

    参考: Loopback プラグインインスタンスを既存のグループに追加する場合、一部のボタンの状態がグループ内の既存のインスタンスと異なることがあります。グループ内のいずれかのインスタンスでトランスポートボタンを使ったときに、すべてのインスタンスが同じ動作をするようにしたい場合は、Loopback プラグインインスタンスをグループに追加する前に、すべてのボタンの状態がグループ内の既存のインスタンスと同じになっていることを確認してください。

Loopback プラグインインスタンスをすべてのグループから取り除く

  • 「GROUP」ポップアップメニューから「–」を選択します。